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北浦和の整体。ローテーターカフ。

2020/09/21
北浦和の整体。ローテーターカフ。

回旋腱板(ローテーターカフ)は、肩甲骨の前面と後面からおこる4つの筋、肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋の腱のことを言います。

 

回旋腱板には、上腕骨頭を抱え込んで肩関節を安定させるはたらきがあります。そのため腕を使う運動にはすべて密接に関係しており、このローテーターカフをうまく連動させて使えるかどうかによって運動の効率がまったく変わってしまいます。

 

たとえば野球では、これらを鍛えてうまく使えるようになれば、時速150km/h近いボールを投げることができます。しかしうまく鍛えられないと球速は伸びず、無理に伸ばそうとウェイトトレーニングで鍛えた筋力だけで投げようとすると、ローテーターカフに負担をかけ過ぎ重大な損傷を負う結果になってしまいます。

 

腱板が損傷する要因は…

①野球やバドミントンなどの繰り返す投球動作(フォロースルーでの減速動作時に筋に遠心性収縮がかかることによる)
②バレーボールのダイビングレシーブやスノーボードでの転倒などによる外傷
③最も多い加齢による腱の変性による損傷

が挙げられます。水泳・剣道・バドミントンなどの競技者は一般よりも約10年早期の40~50歳代に進行することが多いと言われています。

 

①の予防では、肩甲帯機能を改善し、腱板に過剰なストレスが集中しないような減速動作を心がけます。肩峰下での機械的インピンジメントを予防するために、肩甲帯柔軟性の維持と単一の練習を過剰に行なわないようにすることが重要です。損傷は腱板関節面に生じやすく、投球コッキング期~加速期に肩の奥に痛みを覚えます。

 

腱板滑液包面の起こりやすい②③では肩90°外転位付近で肩外側に痛みを自覚します。検査は比較的発見の困難な関節面部分損傷でも超音波検査、MRI検査で診断できます。

 

損傷した腱板自体は自然治癒することはありませんが、リハビリテーションやヒアルロン酸やステロイドの注射などの保存療法により、機械的刺激と炎症が改善すると痛みは軽減・消失します。腱板関節面の損傷は投球動作に伴なった適応変化とも解釈できるので、筋力などの腱板機能が保たれている投球側肩は経過観察をします。

 

損傷が大きく筋力が維持できない、または症状の緩和が一時的である場合は年齢も考慮して手術を選択します。腱板を修復する手術は関節鏡手術で行なわれ、スポーツ復帰には非利き手でも4か月、利き手では6か月間は必要とします。

 

ちなみに最初にこのローテーターカフの重要さに気づき、現在のトレーニングの基礎を作ったのはメジャーリーグの伝説の大投手であるノーラン・ライアンです。彼は、トム・ハウスと共に当時は否定されていた投手のウェイトトレーニングの方法を確立するとともにローテーターカフを鍛えてうまく使えるようにすることに苦心し、その結果40歳をはるかに過ぎて50ほどになっても時速150km/h近い剛速球を投げることに成功しました。

 

日本においてはなかなか浸透しませんでしたが、メジャーでその科学的なトレーニングを学んできた立花龍司やジャイロボールで有名な手塚一志らの努力によって現在では常識と化しています。

 

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、受傷後スポーツ復帰を目指している方にも、適切な施術、ボディケアを行なっていきます。