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北浦和の整体。春分の日。

2020/03/20
北浦和の整体。春分の日。

今日は3月20日、二十四節気の4番目の”春分”。春分の期間の”七十二候”の初侯は、『雀始巣(すずめはじめてすくう)』です。

 

人間にとって最も身近な野鳥であるスズメは、春を迎えるこの頃より繁殖をはじめ、年に2~3回子育てのサイクルを繰り返します。近年では彼らの子育て事情も人間社会と同様厳しくて、少子化が加速しているようです。

 

人間社会の形成する村落や都市に依存して生息する野生動物をシナントロープと言い、スズメはその典型とも言えます。有力な説では、遠い昔、アフリカで進化した人類が全世界に散らばるのに伴って、アフリカからユーラシア大陸全域に生息を広げた、と言われています。

 

アフリカにいるオオスズメは羽に鮮やかなレモン色が目立ちますが、人間がすぐそばで暮らすために、現在のような茶とグレーの目立たない羽色に適応変化したと考えられます。スズメが人間の近くで巣作りするのは、言うまでもなく他の天敵、カラス、ヘビ、野良猫、ネズミ、イタチ、モズなどが近づきにくいため。人間の街に暮らさず森に棲むスズメは、タカやフクロウなどの巣のそばに寄生するように巣がけてちゃっかり彼らを用心棒に使います。

 

スズメは木の洞や空になったハチの巣のほか、瓦屋根の隙間などが大好きで、かつては盛んに人家の屋根にイネ科の草を運び込んで巣を作りましたが、近年瓦屋根も木造の隙間の多い構造もなくなり、巣作りの場所探しに苦労しているよう。よく見られるようになった場所として、電柱のトランス(変圧器)を固定する器具や、看板の金属枠のポールの中、信号機の隙間など。

 

スズメは稲などの食害をもたらす印象が強く雑穀食と思われがちですが、雑食性で、特に子育て期間は盛んに昆虫を食べ、またヒナの餌にも高タンパクの昆虫類や節足動物を与えます。

 

中国では文化大革命の大躍進政策の時代に、ハエ、カ、ネズミと合わせてスズメを四害虫のひとつとして徹底的に駆除する作戦 ”除四害運動” に出ました。スズメを大量に駆除したことから、”打麻雀運動” ”消滅麻雀運動”(中国ではスズメを麻雀と表記します)とも言われました。

 

しかし、害虫を食べていたスズメの駆除は、かえって害虫の大量発生を招き、農業生産に壊滅的な被害が生じ、大凶作に見舞われたと言います。

 

作物を食べるからとスズメを駆除してかえって害虫が発生してひどい目にあった、というような戒めの昔話は世界の各地にあるのに…。

 

もっとも、日本でもスズメは、実は大いに嫌われていました。東日本、特に新潟県を中心とした地域で小正月(1月14、15日)の頃に行なわれている ”鳥追い” 行事では、”鳥追い歌” が歌われますが、そこで追い立てる ”憎らしい鳥” の代表として、必ず登場するのはスズメなのです。

 

またスズメは甘い花の蜜が大好きなのですが、嘴が木の実をつついたりするのに適した太く短いペンチのような形状なので、うまく花の蜜を吸えません。そのため、花の付け根をくわえて根元からちぎり取り、裏側のがくとうから蜜を吸い取ります。このやり方、私たちも子供の頃ツツジの花をちぎって根元の蜜を吸ったことがあると思います。あれと同じです。

 

普通は、生物がある餌を」食べられるようになるには、世代交代を経て形状を変化させていきますが、スズメにはそうした変化は見られません。花をちぎって蜜を吸う鳥は、まずスズメ以外にはありません。

 

さらに花をちぎって蜜を吸うのはたいてい桜。人間の品種改良で大量に大きな花をつけるようになった桜を知能の高いスズメは、人間がそうして花をちぎって蜜を吸っていたのを見ていたのではないでしょうか。そしてまねるようになったのかもしれません。お花見で浮かれている樹下の人間たちに樹上からこっそり参加して、花の蜜で一杯やってるつもりかもしれません。

 

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、お花見を待ち望んでいる方にも、施術、ボディケアを行なっていきます。