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北浦和の整体院。肩関節脱臼。

2019/05/13
北浦和の整体院。肩関節脱臼。

肩関節は解剖学的には、肩甲上腕関節(肩甲骨と上腕骨の関節)、肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨の関節)、胸鎖関節(胸骨と鎖骨の関節)の3つの関節を指します。

 

この中で、狭義の肩関節は肩甲上腕関節になります。腕を上げるときには、肩関節が動くと同時に肩甲骨も動きます。

 

肩甲骨は背中上部、第2肋骨と第7肋骨の間に左右1対あり、肋骨のカーブに沿うように外側が前方に向いており、腕を上げる回旋方向の可動域は60°あります。その先にある肩甲上腕関節の外転方向の可動域は120°あるので、肩甲骨の可動域と合わせると、180°になり、腕が真上に上がるようになるわけです。

 

肩甲上腕関節は、上腕骨の大きな凸状の骨頭が、浅い凹状の関節窩にハマって形成されています。関節窩は上腕骨頭の1/3しか覆っておらず、非常に緩いハマり方をしているため、広い可動性を持ち、肩甲骨の動きと相まって、さらに大きな動きができるようになっています。

 

それだけに肩関節は非常にはずれやすく、外力による脱臼を一度起こすと癖になりやすいのです。

 

肩関節脱臼は上腕骨頭が肩甲骨関節窩に対して主に前下方に脱臼するスポーツ外傷です。その際、上腕骨後外側と肩甲骨関節窩に付着する前下方関節唇に損傷を生じます。これらは自然治癒しにくいため、脱臼が反復(再発)しやすいのが特徴で、20歳以下ではおよそ90%以上の確立で反復します。

 

また、脱臼直後に自己整復できたとしても、痛みのために競技の継続は困難で、若年者の2回以上の脱臼には手術が推奨されます。

 

ラグビーやレスリングのタックル、野球のヘッドスライディングなどで脱臼することが多いです。肩が外転した位置で、上腕に強制的に外旋や水平伸展が加わると上腕骨頭に前方方向に強い力がかかり、関節窩に付着する関節唇じん帯複合体が破たんして脱臼を起こします。

 

損傷部位は90%以上が関節唇、残りは関節包断裂や関節包上腕付着部損傷になります。予防としては、無理な体勢でのタックルを避ける技術の習得や、肩周囲のアウターマッスルおよびインナーマッスルの強化が挙げられますが、完全に予防することは困難です。

 

脱臼した際は、非常に強い痛みのため腕が垂れ下がり、反対側の手で肩を支えるような状態になります。脱臼した直後に自然整復される場合もあります。もともと肩のゆるみが少なく肩周囲筋が多い選手は、整復にも時間を要することがあり、骨頭と共に前方にけん引された腋窩神経障害により肩外側が一時的に知覚麻痺となることもあります。

 

MRI検査が非常に有用で、関節唇の損傷や上腕骨側の変化を確認できます。2回以上の脱臼経験があり、再脱臼する不安感からパフォーマンスが低下している場合は手術を選択します。主に関節鏡で行われる関節唇じん帯複合体を修復する手術では、損傷した関節唇をアンカーを用いて解剖学的に修復します。この方法は、野球やバレーボールなどのオーバーヘッドスポーツに良い適応があります。

 

肩甲骨の烏口突起を上腕二頭筋と烏口腕筋の腱が付着した状態のまま関節窩に移行して金属スクリューで固定する方法は、通常関節を切開して行われます。ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツで選択されることが多い方法です。

 

また、両者を組み合わせた手術も行われることもあります。いずれにしても、術後復帰には少なくとも4~6カ月を要します。

 

北浦和のスポーツ整体、カイロのボディブラでは、受傷後スポーツ復帰を目指している方にも、適切な施術、ボディケアを行なっていきます。